かめの感謝のーと。

家族との出来事や、日々感じたことを、自分なりの言葉で伝えて行きます。詩にも表現していきます。

硬式野球 〜自立〜

子供が硬式野球に入団をした。

少年野球では、親の協力が常に必須であった。お当番、車出し、監督、コーチ、審判全てを父母で補っていた。どの家庭も、皆が協力的に参加してくれれば良いが、なかなかそう上手くはいかない。

6年生最後の1年、勝ち続ける事の嬉しさと、チームに前向きに協力しようとする、一部の家庭への負担の凄さに葛藤をした。

 

息子は少年野球を卒団し、中学から硬式野球を選択した。

息子が入団したチームでは、保護者は『自チームのグラウンドまでの行き帰りのみの送迎』と、『試合の応援のみ』で良くなった。慣れてきたら、選手達は自力で自転車で通う事を推奨している。

 

毎週土日、家族全員分の弁当を作り、水筒、ポット、レジャーシートを持って、早朝からグラウンドや試合会場で過ごす日々が終わった。

頑張ったね。

勝つ喜びも、苦しい事もいっぱいいっぱいあったけど、支えてくれた人がいて、子供も、私達夫婦もどうにか少年野球をやりきった。

父親と同じユニフォームを着て、グラウンドに立ち、共に汗を流し、一緒に過ごした思い出は子供にとっても、私の大切な人にとっても、かけがえのない大切な時間だった。

 

私は、5年ぶりに土日に自分の時間が持てるようになった。ショッピングを楽しめる時間ができた。

時間をかけて化粧をできたの、いつぶりだろう。

可愛いヘアアクセサリーを選べたのもいつぶりだろう。

これからは少しだけ自分の為に時間を使おう。

子供は自立して行く。

100%応援もするし、協力もする。ただ、これからは子供自身で考え、行動し、自分でできる事は自分でやっていかなくてはいけない。

沢山転んで、何度でも立ち上がっておいで。私達は見ているから。しっかり見守っているから。

 

口紅

コロナが流行してから、なかなか口紅を塗らなくなった。

何年ぶりかに塗りたくなって、化粧品売り場へ行く。店員さんが私を見るなり、似合う色を2色勧めて下さった。

試し塗りさせてもらうと、『さすがプロだなぁ』と関心してしまう。一瞬で、私に合う色を見極め、春っぽい色が欲しいという私に、顔が映える明るいピンク色とオールシーズン使えそうなオレンジがかった色の口紅を勧めてくれた。

結局、どちらか片方を選ぶ事ができず、2本買ってしまった。

やはり、専門の方に聞くのが大切だなーと実感。商品の良さを熟知された方からのアドバイスは的確である。

ピンク色の口紅を塗り、お花見へ行くのがとっても楽しみ。

上司 〜憧れの人との再会〜

以前、お仕事でお世話になった方と13年ぶりに再会をした。

当時、新人だった私に、仕事の基礎を教えて下さった方。

人前に出る事、話す事が苦手で、不器用で頭の固い私には、接客業で必要とされる臨機応変さや、コミュニケーション能力が圧倒的に不足しており、お客様への対応にいつも悩み、出来ない自分を追いつめていた時期だった。

今なら、自分自身がサポートに回る方が好きだし、サポート役に徹する事が適性であるという事を理解している為、接客業を選択する事はないだろう。

それでも、当時苦手な接客業を頑張れたのは、職場の雰囲気の良さと、今回再会した上司への憧れがあったからだった。

お客様や、従業員と、にこやかに談笑する姿、颯爽と料理を運んでいく姿がかっこよかったのを今でも覚えている。黒い制服を着用した広い背中がいつも頼りがいを感じさせてくれた。そして、職場の雰囲気作りがとても上手な方だった。

女性の多い職場だった為、メンタルケアは必須であり、色んな悩みを相談する従業員に対し、黙って話を聞き、肯定していく。

真面目すぎる私に対しては、無表情のままいつも冗談を言い、からかってくる。

何が起きても、誰に対しても、一切感情的にならず、常に一定を保つ。そして、従業員のミスに対し、全てフォローしてくれた。

私が憧れた理想の上司である。

私は周りの先輩達のように話が上手くなくて、会話も苦手な為、本当は聞きたい事も、話したい事も沢山あったけれど、仕事以外の話をしてはいけないと思っていたから、談笑などできなかった。だけど本音はかまってほしくて、飲み会の度、浴びるようにお酒を飲んではよく絡んでいた。

1年くらい経った時、接客がガチガチだった私に、お客様が「表情が少し柔らかくなったね」と言ってくれた。

ようやく私が仕事に慣れ始めた時、憧れの上司は他店へ移動になった。

新しい上司が来ると、職場の雰囲気がガラッと変わってしまい、新しい上司や先輩方と上手くコミュニケーションが取れなくなり、先輩ともぶつかり、私は会社を辞めた。会社に迷惑をかけ辞めた私を、最後までフォローしてくれたのが今回再会した上司だった。

私はその後すぐに大切な人と結婚をし、出産、育児と慌ただしく日々が流れていった。

 

今回、昔の職場の方達数人で、久しぶりの再会となり、緊張してしまい、まともに話せず、飲み過ぎてまた絡み、感謝をお伝えするどころか、人間関係での悩みの愚痴をずっと聞いていただくという最悪の展開。

でも黙って話を聞き、返してくれた言葉が、

「いいじゃん、これからはもう良い事しか起こらないよ。」

 

辛かった出来事で渇ききった心が、この人のたった一言で満たされていく。どんな人も、どんな話もバカにせず、肯定し、前向きにしてくれる。

今なら分かる。

なぜ、この人が周りから愛され、慕われるのか。

人は誰でも話を聞いて欲しい。

ああした方が良い。こうした方が良い。などのアドバイスなんていらない。

共感し、肯定して欲しいだけ。

そして、ありのままの自分を優しく受け止めて欲しいんだ。

優しい人こそ愛される。

愛情はふとした言葉や表情に現れる。

きっと、この先も、私はこの人を憧れ続けるだろう。

 

私の大切な人は、言葉足らずの不器用な人。沢山の愛を持っているのに、人を褒める事も、言葉で気持ちを伝えるのも苦手だ。

「いちいち伝えなくても、行動で分かるだろ」

というタイプ。上手く伝えられないから、誤解を生んだり、損をしやすい。

不器用な彼を私は肯定し、褒め続けよう。

憧れの上司が与えてくれた無償の愛も優しさも、私自身が周りの人に与えられるような人になりたい。

13年経ち、あの頃の自分には理解できなかったものが少しだけ見えた気がした。

 

言葉は凶器になる〜他人を全否定する人〜

4月の出来事。

何年ぶりだろう。

人の言葉で、傷つき、立ち上がれなくなったのは。

笑う事も、ご飯を食べる事も、起き上がる事もできなくなった。

ある人が、突然家までやって来た。

私の大切な人の事を、誰々(私達が信頼してきた人達)の意見だとして、

「誰々は本当はこう思っている」

「別の〜さんは、あなたの事をこう言っていた」

「あなたのここが悪い」

等、私の大切な人を1時間以上に渡り、汚い言葉で罵り、全否定して帰って行った。

 

あまりに悲しく、信頼していたもの全てがガラガラ崩れていった気がした。

自分の言葉や意見ではなく、『誰かの意見』だとし、頑張っている人をなぜここまで批判できるのか。

後から分かった事は、私達の周囲の人達に「本当は〜(私の大切な人)の事をどう思っているか」と聞き回っていたらしい。

そして、更に、我が家へ罵りに来た人に、そうするよう命じて頼んでいた人がいた事が判明する。

 

その人は、なぜ直接言えなかったのだろうか。こんなまわりくどい事をせず、直接不平不満を言ってくれたら、どんなに良かったか。

私自身が人間不信に陥り、人が怖くなってしまった。立ち直るまでに、半年かかった。

 

私はこの人達と同じにはならない。

 

この出来事から、私は沢山の本を読み、ユーチューブを見て学んだり、尊敬する人に会い、直接アドバイスをいただいた。

 

・私の口から出す言葉は、人を元気にする、励ます言葉でありたい。

・何か意見や改善してほしい事があるなら、批判ではなく、まずは「相談」という形で、相手に話を持っていきたいと思った。

「自分はこういう理由でこう思うのですがどうでしょうか」と。本当に何かを変えたいなら、批判や悪口でなく、相手が理解できるよう言い方を変え、理由を伝え、何度でも話し合う。それでもダメなら黙って距離を置けば良い。

 

人を苦しめるような人とは縁を切る。

自分が大好きな優しい人達を大切にしたい。

人に元気を与えられる、頑張っている人を、「頑張ってますね!」と認められる、そんな人になりたい。

少年野球〜強いチーム〜

先日、子供の少年野球の練習試合の応援に行ってきた。

相手チームは県大会ベスト4に入る強豪チーム。駐車場に着いた瞬間から、良いチームの良さを見せつけられる。

圧倒的なコーチの数の違い。

代表の方は80代前後のようだったが、子供達と共に1日をグラウンドで過ごし、真っ黒に日焼けし、一緒におにぎりを食べ、イタズラする子供をしっかり叱る。

子供達を温かく、しっかり見守っていた。

OBコーチも多数在籍し続け、運営を手伝っているそうだ。

 

伝統ある、素晴らしいチームの強さを見せていただいた。選手の数も各学年、揃っており、コーチの人数も充実している為、学年ごとに動けるそうだ。

理想的なチームの姿を見せていただいた。

 

監督が、1人でどんなに力を注ぎ、一生懸命指導しても、コーチ、選手、保護者のみんなが、同じ方向を向かないと、チームは崩壊する。私はこの1年、チームが崩壊していく様を自チームで、嫌というほど目の当たりにしてきた。

チームが1つになることがどんなに大変か、苦しくなるほど見せられた。

 

我が家の子供は、大好きな野球を続け、高校野球での活躍を目標にしている。

恵まれた環境と、良き指導者に出会う事。

私達夫婦が子供の為にできるのは、その環境を見つけてあげる事。あとは子供の頑張りを応援し、支えるだけ。

強いチームの良さを学ばせていただいた1日だった。

愛情の大きさ。

夫婦でもカップルでも、どちらか片方の愛情が大きくなりすぎてしまうと、苦しくなってしまう時がある。

大好きなのに苦しい。

やっぱり距離感は大切。

大好きな人とは少しでも一緒にいたい。

少しでも側にいたい。

沢山、沢山話をしたい。

誰よりも一番応援をし、一番の理解者でありたい。

 

だけど、やればやっただけ、気づくと相手にも求めてしまい、苦しくなる時がある。

だからほんの少し、距離を取る。ほんの少しだけ。

ちょっとだけ彼よりも別のものを優先し、彼の為に使っていた時間を自分磨きの為に、使ってみる。

苦しくなったら、まず、心の距離を置く。

相手に求めることをしない。

求めたものが返ってこなかった時、とても悲しくてイライラしちゃうから。

いつも、笑顔でいられるように。

いつまでも大切にされる、女性でありたい。

 

 

仕事ができる人~フットワークが軽い~

私が思う、仕事ができる人のイメージ。

▪フットワークが軽い人。

▪常に行動的な人。

▪周りをよく見て、気がつく人

▪短い言葉で端的に自分の考えや意見を伝えられる人。

▪常に人への気遣いと、感謝を忘れない人。

 

フットワークが軽ければ、人の何倍も、経験と、人との出逢いのチャンスが生まれる。

私の周りには、そんなフットワークの軽い、行動的な人が沢山いる。

憧れてばかりいないで、私もその人達に少しでも近づけるよう日々努力したい。