子供が硬式野球に入団をした。
少年野球では、親の協力が常に必須であった。お当番、車出し、監督、コーチ、審判全てを父母で補っていた。どの家庭も、皆が協力的に参加してくれれば良いが、なかなかそう上手くはいかない。
6年生最後の1年、勝ち続ける事の嬉しさと、チームに前向きに協力しようとする、一部の家庭への負担の凄さに葛藤をした。
息子は少年野球を卒団し、中学から硬式野球を選択した。
息子が入団したチームでは、保護者は『自チームのグラウンドまでの行き帰りのみの送迎』と、『試合の応援のみ』で良くなった。慣れてきたら、選手達は自力で自転車で通う事を推奨している。
毎週土日、家族全員分の弁当を作り、水筒、ポット、レジャーシートを持って、早朝からグラウンドや試合会場で過ごす日々が終わった。
頑張ったね。
勝つ喜びも、苦しい事もいっぱいいっぱいあったけど、支えてくれた人がいて、子供も、私達夫婦もどうにか少年野球をやりきった。
父親と同じユニフォームを着て、グラウンドに立ち、共に汗を流し、一緒に過ごした思い出は子供にとっても、私の大切な人にとっても、かけがえのない大切な時間だった。
私は、5年ぶりに土日に自分の時間が持てるようになった。ショッピングを楽しめる時間ができた。
時間をかけて化粧をできたの、いつぶりだろう。
可愛いヘアアクセサリーを選べたのもいつぶりだろう。
これからは少しだけ自分の為に時間を使おう。
子供は自立して行く。
100%応援もするし、協力もする。ただ、これからは子供自身で考え、行動し、自分でできる事は自分でやっていかなくてはいけない。
沢山転んで、何度でも立ち上がっておいで。私達は見ているから。しっかり見守っているから。