独身時代、21歳だった私と29歳だった私の大切な人。
お友達ご夫婦と飲みに行ったとき、席を外していた私が戻ろうとしたら、
「結婚しないの?」という話題が出ていて、席に戻りづらくて隠れて立ち聞きした。
大切な人は、やんわりと結婚を否定し、
「今のままのあの子とは結婚できない」と言い、
ああ、私この人と結婚できないのかーと店の通路でひっそり泣いた。
たまたまお友達の旦那様がお手洗い行くタイミングで、通路で見つかり、なぐさめてくれたけど。
根暗で人間不信で尖ってた私が、
社交的で大人な彼と少しでも一緒にいたくて、
一緒懸命、自分を変える努力して、人付き合いなんて苦手なのに明るく良い子に振る舞って、、、
その結果がこれかーと酔っぱらいながら絶望した。ここまで努力しても、まだまだこの人の横には並べないのか、、、と。
10年以上経った今でも覚えてる。
大好きな人とは幸せな未来を想像したい。
だってみんな努力してるから。
好きな人に好かれたくて。
いつだって可愛いと思って欲しくて。
彼の自慢のパートナーになりたくて。
そばにいさせるのなら、
「結婚できない」
なんて、否定的な事を言わないで。
変わる努力を、変わろうとする努力をしてる人もいるから。
1年後、2年後、その人はあなたにはもったいないくらいの魅力的な人に変わる可能性を秘めている。
可能性は無限にあるから。
未来を思い描いて、努力をしたいから。
私は今、あの時願った未来にいる。
あの発言をした彼は、毎日私の隣で、可愛い子ども達とイビキをかいて寝ている。