10月の終わり頃、お天気が良く、暖かな日。
祖父を買い物へ連れて行こうと思い、実家へ行った。
祖父は、草むしりに励んでいた。
私に気づくなり、
「ちょっと待ってろ!!今、柿とってやっから!!」
と、張り切り出す。
長ーい、枝切りばさみを持ってきて良い色の柿をとってくれた。
「今日は酒を買いに行く!!」
と、買い物に行く気満々。
祖父は毎晩、晩酌をする。毎日、マグカップ一杯分の日本酒を飲むのがお決まりのルーティーン。1日働いた自分へのご褒美。
93歳の祖父が購入するもの。
▪お酒
▪おつまみ(佃煮、蒸しエビ、カニカマなど)
▪キャラメル
▪ソフトクッキー
▪ヨーグルト
▪みかん、バナナ
▪ひ孫用のおやつ
▪野菜の種
、、、など。
基本的に、朝、昼、晩の祖父の食事は、同居している私の両親が毎日準備をし、料理を作ってくれているので、祖父が購入するのは、自分の嗜好品。
一緒に店内を歩き、買い物カゴは私が持ち、紳士な祖父は私のバッグを持って歩いてくれる。
お会計も、祖父はしっかり自分で支払う。
そして、レシートもしっかりチェックする(笑)
祖父との買い物は私の楽しみの1つである。